いつも使用しているベースの弦、どのくらいの頻度で交換されていますか?
モータウンで有名なベーシストのジェームス・ジェマーソンは自身のベースに張っているフラットワウンド弦が死んでも張り替えないでおり、切れるまで使用していたといいます。
それはアップライトベースに近づけるとされているのですが、フラットワウンドだからこそここまでできたのだと思います。
ちなみにジェームス・ジェマーソンの弦はLa Bella(ラ・ベラ)のヘヴィ・ゲージ(52-110)である0760Mです。
ここまで太いとなかなか切れそうにないですね。
今回は、弦の交換時期と定期的に交換するメリットを紹介します。
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弦の劣化時期
ラウンドワンドの弦だと、あのギラギラしている音が弾いてる内にだんだんとしなくなってきますよね。
それは劣化している証拠なのですが、一体弦の劣化時期はどのくらいなのでしょうか?
劣化するのは約1週間から約4週間と言われます。
また使用頻度によっても異なってきますが、ベースを弾かなくても徐々に劣化してくるのでライブやレコーディングする際は気をつけなければなりません。
ベースの弦が劣化するのはなぜ
[ad#kb5]ベースを弾いていくとどうしても手垢や油、汗などが巻き弦の隙間に蓄積され、また弦が空気中の湿気などで酸化します。
それらがベースの弦に対して不均等な振動を生み出してくる事が弦の劣化となります。
そして音はどうなるのかというと、きらびやかな音色は無くなり、柔らかい丸みのある少々暗い音色になっていきます。
劣化の現象が遅いものとして、コーティング弦があります。
弦をポリマー樹脂などで覆う事により、手垢や汗、油、酸化などから防ぎ経年劣化が遅くなります。
コーティング弦は新品のラウンドワウンドよりからは、きらびやかさは劣りますがその分長く持ちます。
張り替え時期について
弦の張り換え時期は、人それぞれで正解がありません。
数週間で張り換えたり、1ヶ月から3か月、半年に1回、切れるまで換えないなど様々。
ベースの弦はギター弦より高価で、一般的に短い頻度で換える事は難しいですよね。
ここで重要ポイントとして、自分のプレイスタイルと弦が劣化した音の事を考えた上で交換時期を決めると良いです。
いつものコンディションを保つ事が大事です。
ちなみに私は、理想は1か月に1回の交換が理想ですが実際2か月に1回弦の交換をします。
定期的に弦を換えるメリット
[ad#kb5]弦が切れない状態で定期的に換えるメリットは、結果的にベーシストとしていつものコンディションに保つ事が前提にあると思われます。
- サスティン (音の伸び)が良い
- チューニングが安定する
- いつものコンディションでプレイができる
- 気持ちよく演奏ができる
- 弦が切れる不安が限りなく少なく演奏、パフォーマンスに集中できる
※弦を張り換えた直後はチューニングは安定し難いです。
まとめ
きらびやかな音色が好きな方、劣化した丸みのある音色が好みの方、音色の好みがあると思いますが、自身のプレースタイルやコンディション維持として自身にあった交換時期を決められると良いでしょう。
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