飛行機に楽器を持ち込みは無料?有料?実際の国内線利用では?

音楽家として活動していると移動が多かったり、趣味で楽器をされている人でも帰省や旅行するときにその移動先でも練習などをしたいと思うのが楽器奏者の本音でしょう。

そして飛行機移動となると、

「どうやって楽器を運ぶの?」

「預けることもできるの?それって大丈夫?その場合、料金はかかる?無料?」

といった疑問があると思います。

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初めて飛行機に楽器を持ち込む時は、特に心配になりますよね。

実際、自身でもそういう経験がありますし毎回預ける時は不安があります。

しかし、意外とすんなり手続きが済んだり楽器が無事であることが多いですので、ご安心ください。

今回は、国内線の飛行機で楽器を持ち込む時の状況や注意点について紹介します。

 

国内線での手荷物のルールは基本的に2通り

まず、一般的な手荷物のルールについて紹介します。

既に国内線などを利用された方はご経験があると思いますが、大きな荷物を機内に運ぶことってできないですよね。

一般的にスーツケースや手提げ荷物などのルールは、基本的に2通りあります。

  • 機内持ち込み手荷物
  • チェックインカウンターで預け手荷物(受託手荷物)

各航空会社によってルールは多少異なったりしているのですが、ルールと異なるオーバーサイズであった場合、機内持ち込みはもちろん預けることさえできず、空港から宅配業者へ依頼することになる場合もあるので注意が必要です。

 

機内持ち込み手荷物

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2009年12月1日より、機内持ち込み手荷物の大きさを国内航空会社間で以下のように統一されることになりました。

  • 手荷物の個数は1個
  • 100席以上の飛行機
    3辺の和 115cm以内 (幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内)

  • 100席未満の飛行機
    3辺の和 100cm以内 (幅45cm×高さ35cm×奥行20cm以内)

  • 総重量10kg以内

また、機内へ持ち込める手荷物の個数は手荷物一つと、それとは別に身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)です。

出典元:https://www.ana.co.jp

 

チェックインカウンターで預け手荷物(受託手荷物)

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大体の航空会社間で共通としてうかがえるのは、手荷物の個数制限が無しということです。ただし、1人あたり無料で預けられる重量が各航空会社によって異なります。

JAL、スカイマークの場合

  • 1人あたりの重量20kgまで(JALファーストクラスは45kgまで)
  • サイズは1つにつき3辺(縦・横・高さ)50cm×60cm×120cm以内

出典元:https://www.jal.co.jp

 

ANA、AIR DO、Solaseed Airの場合

  • 1人あたりの重量20kgまで(ANAプレミアムクラスは40kgまで)
  • サイズは1つにつき3辺(縦・横・高さ)の合計が203cm以内

 

楽器の手荷物について

通常の手荷物についての内容は、これまでご紹介しました。

では、気になる楽器の手荷物についてはどうでしょうか。

楽器の手荷物についても、預け手荷物と機内持ち込み手荷物としての取り扱いやルールがあります。

ヴァイオリンのように小型の楽器であれば機内への無料持ち込みは可能ですが、ギターやベース、チェロ、コントラバス(ウッドベース)といった楽器は基本的に無料で機内へ持ち込むことはできません。

それでは、詳しく紹介します。

 

楽器の機内持ち込み

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楽器の機内への持ち込みもサイズによって異なり、無料で持ち込む事が可能な場合有料となる場合があります。

一般的に無料と有料の場合を分けるとこのようになります。

 

無料で機内持ち込みの場合

  • 楽器ケースの3辺の合計が115cm以内の場合(100席未満の小型機は100cm)
  • 但し、各辺の長さが55cm・40cm・25cm(100席未満の小型機は45cm・35cm・20cm)のいずれかを超える場合は、係員へサイズを確認してもらう必要あり
  • また、機内持ち込み手荷物の1つとして持ち込みが可能

サイズについては、前記にありました一般的な機内持ち込みのサイズの内容からおおよそ予想がついたかと思います。

しかし、サイズがクリアされたとしても気をつけて頂きたいことがあります。

それは、「機内持ち込み手荷物の1つとしてカウントされる」という事。

ハンドバッグ・傘・カメラなどの身の回り品のみであれば良いのですが、例えば持ち込みサイズが認められたスーツケースも一緒となると手荷物の個数オーバーとなります。

その状況で楽器を機内持ち込もうとすると、楽器の座席として特別旅客料金を請求される事がありますので注意しましょう。

特別旅客料金は、各航空会社規定によって異なりますが1席おおよそ¥11,300です。

 

有料で機内持ち込みの場合

  • 楽器ケースの3辺の合計が115cmを超える場合(100席未満の小型機は100cm)
  • 楽器用の座席料金として、1席につき特別旅客料金おおよそ¥11,300(各航空会社規定によって異なる)が発生
  • 大型の楽器(コントラバス、ウッドベースなど)は、機内持ち込み不可

繁忙期であった場合、当日に楽器用の座席が取れないこともあります。

あらかじめ航空会社へ楽器用の座席についてお問合せ・用意することをおすすめします。

出典元:https://www.jal.co.jp

 

楽器の預け手荷物

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手続きは、スーツケースなどを預けるチェックインカウンターで行えます。

楽器を預ける際にも「原則預け手荷物の規定」に乗っ取って手続きをされますが、規定内に収まった場合は無料で預ける事ができます。

無料で預け手荷物

  • 各クラスの手荷物の合計重量内
    例)エコノミー(プレミアムエコノミー)では合計23kgに収まる
  • 3辺(縦・横・高さ)の和が203cm以内の手荷物

無料で預け荷物の基本的な条件は上記です。

無料で預けられる手荷物は、各航空会社や搭乗クラスによって異なります。

 

有料で預け手荷物

  • 各クラスの手荷物の合計重量オーバー。ただし搭乗最大重量を超える場合は預け手荷物は不可(1個あたり32kgを超える、1人合計100kgを超える)
  • 3辺(縦・横・高さ)の和が203cmを超える大型手荷物

有料で預け荷物の基本的な条件は上記です。

また、大手航空会社などの国内線では楽器を預ける際に、楽器専用ケースを貸出ししている事がありますので是非問い合わせてみてください。

数に限りはありますが、利用することをおすすめします。

またJALでは、コントラバスやウッドベースの輸送ケースを用意している事があります。

事前予約が必須ですので是非利用してみてください。

出典元:https://www.jal.co.jp

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搭乗時でも安心なエレクトリック・ベース用アイテム

国内線の飛行機では、楽器専用のケースを貸出しがあることを紹介しましたが、ケースの在庫切れってことも少なくありません。

そんな状況に遭遇しても、輸送中のベースの安全を補ってくれるアイテムを紹介します。

 

ハードケース

基本的に長距離移動の際には使っていただきたいのが、ハードケース。

100%安全とは言えませんが、硬質な外装により愛機を安全に保ってくれるでしょう。

所有しているベースがプレシジョンベースやジャズベースタイプなら、ブランドとしても質も良いFENDER(フェンダー) Pro Seriesのハードケースがおすすめ!

 

セミハードケース

セミと言うくらいだからハードケースよりもやはり頑丈さは劣ってしまいますが、最近のセミハードケースってもの凄く優秀なんです!

見た目はソフトケースに似ていますが、収納はもちろん結構頑丈な作りにもなっていて防水加工もされている製品もあります。

その中で、おすすめするセミハードケースは有名でもあるMONO ( モノ ) M80 シリーズです!

製品の特徴とされているように、通常の持ち運びはもちろん車や電車、飛行機に預け手荷物としても対応を兼ね備えているのですが、セミハードケースなのに頑丈さは本当に凄いです。

昔、バイクと一緒に本製品M80に愛機を収納しておよそ時速100kmで走行していたら、自損事故で体が飛ばされた瞬間に前宙返りでベースのヘッド側がアスファルトに強打

その後、ベースの重さでM80が背中とアスファルトの下敷きになり約50m程滑って、もう自分の愛機はヘッド折れ含む悲惨なことになったなと思いました。

と・こ・ろ・が!

M80の表面の生地は擦れて、ファスナーの縫い目部分は少し破れましたが小物類やベースは無事!!

ヘッドが折れることなく無事だったのでした。

熱く語ってしまいましたがM80の品質の良さは、身を以て実証済みなのでおすすめです。

因みに、2本収納ケースもあります。

SADOWSKY(サドウスキー )のセミハードケースも良いですよ。

飛行機で預け手荷物に海外へ行った時にも無事でした!

まとめ

国内線で持ち込む手荷物の量やサイズによっては、無料で楽器が持ち運ぶのができる事がわかりました。

ただ航空会社によって規定が異なることもありますので、実際に利用する航空会社での手荷物のお取り扱いについて確認は必須です。

旅先でも充実した楽器ライフ、ベースライフがおくれるといいですね。

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