ライブに行く大人たちは昔から見かけますが、ここ数年の間にフェスの数が多くなると比例するようにフェスやコンサート、ライブハウスなどで子供を見かけることが増えてきました。
子供と好きな音楽と空間を共有し、一緒に楽しめると素敵な思い出になりますよね。
ただ、子供にとって大人が慣れている爆音は耳への刺激が強すぎるので、本来なら大事をとって行かないのが一番。
それに尽きることはないです。
しかし、現代の技術は進んで良いものがあります!
それは?
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そんな時に役に立つのが、「耳の穴に入れる通常の耳栓」を先に思い浮かぶのではないでしょうか?
耳の穴に入れる耳栓は遮音性は良いかもしれませんが、小さい子供の耳の穴に着けるって難易度が高そうです。
それに、違和感に敏感な子供の耳に入る耳栓を探して、且つ装着時に子供が嫌がらない事が必要条件になってきます。
装着するまでに時間もかかりそうで、観たいライブなどに出遅れそう。。。
そこで通常の耳栓より、おすすめするのが「イヤーマフ」です。
今回は、子供におすすめするイヤーマフについて紹介します。
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イヤーマフ(Earmuff)とは?
イヤーマフってなんだ??と思われる方もいるかもしれません。
普段中々耳にしない言葉ですが、イヤーマフとはヘッドフォンのような形をした耳全体を覆い隠す道具のことを指します。
そして、イヤーは「耳」、マフは「覆う」や「保温」と言った意味があり、実際には2種類のイヤーマフがあります。
1つは遮音性のある「防音具」、もう1つは「防寒具」です。
今回は、防音具のイヤーマフを紹介していきます。
イヤーマフは、完全に防音をすることができる訳ではないのですが、大音量を大分軽減してくれて耳に優しい道具です。
そして、使用方法はとっても簡単です。
ただヘッドフォンのように頭から被るように装着するだけ。
たったそれだけで防音ができるのがイヤーマフの良いところ。
子供の感覚で言うと帽子を被るというところでしょうか。
実際に、自身のライブでも子供が見に来てくれた時や一緒に見に行く時にはイヤーマフを装着させるのですが、ほとんど嫌がることはないです。
子供によって装着してくれるかどうか個人差はあるかもしれませんが、使用する前準備として親がイヤーマフもしくはヘッドフォンをするところを見せて、子供に興味を持たせて真似をさせたりして慣れさせると良いかもしれません。
確実に、通常の耳栓よりかはイヤーマフがおすすめだと思います。
そもそも防音対策をする本当の理由とは?
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これまで自分の子供への影響はなかったから、今後も大丈夫だろうと軽視してしまう人もいると思いますが、なぜ防音対策が必要なのか触れますね。
冒頭で触れましたが子供は大人と違って五感が敏感で、とても刺激を受けやすいです。
その分傷つくのも大きいため、大音量の音響により内耳の聴覚機構に障害を受けます。
そうなるとどのような事になるかというと、図のように内耳の聴覚機構の蝸牛(かぎゅう:側頭骨にある感覚器官が納まっている空洞)内にある「有毛細胞(ゆうもうさいぼう:音を感知する細胞で代謝ができない)」という感覚神経が傷ついて、音の感知(入力)がなくなってしまいます。
そして、大音量で傷つけられた有毛細胞は再生できないため、結果的に難聴になってしまう事があるのです。
大音量の音響を聞いて耳鳴りになってしまうのも、このような仕組みの1つに入ります。
一度に聴覚を失うことはあまりないと思いますが、親が軽視してしまったせいで再生できない有毛細胞がまだ幼い子供の内に傷ついていくのって怖くないですか?
耳の問題は、事前対策が大事です。
だからこそ、大音量が子供の耳に入って来ようとするのを未然に防ぐ道具「イヤーマフ」を使用するのが効果的と言えます。
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おすすめのイヤーマフ
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フェスの開催が多くなったように、子供用のイヤーマフもここ数年で世に出てきました。
数年前は、自身で海外から取り寄せをした事もあります。
現在はお洒落なデザインもあったりするようですが、重要なのは適正年齢の確認と表示されている遮音値が高いもの、最後になるべく重量が軽いものを選ぶ事です。
中には大人と子供兼用のものがあったりしますが、2歳未満は不適用であったりするので注意したい点です。
そして、表示されている遮音値である騒音減衰指数の考え方は、どのくらい周囲の音を遮断することができるかを数値で表し、その単位は「dB(デシベル)」です。
通常の話し声の大きさが60dBであったとして、遮音値が26dBのイヤーマフを着用すると
「60dB − 26dB = 34dB」
となり、イヤーマフを着用している人にとっては「小さなささやき声」のように聞こえます。
また、騒音減衰指数にはアメリカ合衆国環境保護庁が定めるNNR(ノイズ・リダクション・レイティング)とEUで採用されているSNR(シングル・ナンバー・レイティング)がありますが、日本ではNNRが使用されるのが一般的です。
因みに音圧レベルを表にすると以下のようになります。
遮音値と音の大きさについてイメージする事ができましたでしょうか?
では、おすすめのイヤーマフを紹介します。
0歳児から使えるイヤーマフ
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0歳から使えるイヤーマフって数年前は、日本で売られていることはほとんど無かったのですが今は結構出てきていますよ。
0歳児だから、頭の大きさが小さいので特に適正年齢のイヤーマフを選ぶ必要があります。
ヘッドバンドタイプのものかヘッドフォンタイプがあります。
Baby BananaMuffs ベビー用 イヤーマフ
オランダの耳栓ブランドTHUNDER PLUGS(サンダープラグス)より、BananaMuffs(バナナマフス)のイヤーマフのヘッドバンドタイプがあります。
バンドが伸び縮みができるので、色々な頭の大きさや形に対応する事が可能です。
また実際に生後2ヶ月の子に使ったことがありますが、着用は特に嫌がることもなく大音量の中すやすやと眠っていたので遮音性もあり購入して良かったです。
あと、コンパクトに仕舞えるのも良いですよ。
両耳のパッドにバナナのデザインが入ってて可愛いです。
- 対象年齢:0歳〜1歳
- 遮音値:27dB
- 重量:113g
Edz Kidz キッズ・ベビー用 イヤーマフ
子供用イヤーマフの中では、Edz Kidz(エズ・キッズ)が対象年齢の範囲が一番広く、デザインカラーバリエーションも一番多く、遮音性も高めです。
どうしても幼い子供の頃から使うとなると、年齢が高くても7歳くらいまでのものが多く子供が成長したら都度買い換えたりしないといけないですが、これなら1個ですみそうですね。
- 対象年齢:6ヶ月〜15歳
- 遮音値:26dB
- 重量:209g
Banz ベビー用 イヤーマフ
頭にスポッと着用するヘッドフォンタイプは、ヘッドバンドタイプのものより簡単に着用できるのが良いです。
Banz(バンズ)製を実際に使ってみて、個人差があると思いますが着用中嫌がることもなく大音量の中踊ったり跳びはねてたりしても外れる事がなく遮音もしっかりして良かったです。
また、Banzのイヤーマフはカラーデザインが豊富なので個性を出せます。
もちろん遮音性も◎。
ぜひ、探してみてください。
- 対象年齢:3ヶ月〜24ヶ月
- 遮音値:31dB
- 重量:191g
幼児から使えるイヤーマフ
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子供用で販売されているイヤーマフは、ほぼヘッドフォンタイプのみで1歳または2、3歳以上のものが豊富です。
探してみると感じると思いますが、種類が多すぎてどれを選んで良いのかわからないしきっと大変でしょう。
なのでいくつかおすすめを紹介しますね。
3M PELTOR (ペルター )子供用 イヤーマフ
ふせん・粘着メモなどで3M(スリーエム)社の製品を目にしたこともあるかと思いますが、有名なメーカーからイヤーマフブランド PELTOR(ペルター)がリリースされているんです。
ライブハウスによっては、お店側で子供用にイヤーマフを用意しているところもありますが、よく見かけるのもこの3M PELTOR。
安心して使用できるイヤーマフです。
- 対象年齢:1歳〜7歳
- 遮音値:21dB
- 重量:180g
Banz キッズ用 イヤーマフ
0歳児から使えるとして紹介したBanzから、2歳以上を対象とした子供用のイヤーマフがあります。
重量もほとんど変わらず同じ遮音性で使用できるのが良いですね。
- 対象年齢:2歳〜10歳
- 遮音値:31dB
- 重量:190g
Safe Ears キッズ用 イヤーマフ BananaMuffs
0歳児用としてヘッドバンドタイプの製品があるオランダの耳栓ブランドTHUNDER PLUGSのBananaMuffsにはキッズ用もあります。
バナナを使用したデザインが可愛いです。
音楽専用に作られていることもあり、品質も安心して使用できます。
- 対象年齢:2歳〜
- 遮音値:25dB
- 重量:182g
Fnova 防音イヤーマフ
子供用イヤーマフの価格帯は¥3000台のものが多いですが、リーズナブルで品質も良いイヤーマフもあります。
Fnova(フノヴァ)のイヤーマフは、他社のものより半額に近い価格。
カラーはブルーとグリーンとピンクの3種類。
人気もあるようでアマゾンでも高評価です。
- 対象年齢:1歳〜7歳
- 遮音値:26dB
- 重量:195g
小学生頃から大人まで使えるイヤーマフ
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子供もある程度成長してきて、買い替えなどにいかがでしょうか。
子供から大人までカバーしているイヤーマフも多く、品質はもちろんリーズナブルなものも増えてきています。
ただ、大人も使用できるということなので、子供には重量が重く感じてしまうかもしれません。
- 対象年齢:7歳頃〜大人
- 遮音値:NNR(ノイズ減少率)28 dB / SNR(SN比)34 dB
- 重量:290g
まとめ
子供の耳を大音量から守る意味で、イヤーマフを使用する大切さは伝わりましたでしょうか?
ライブの後のキーーーーンっというのもイヤーマフや耳栓を使用することにより未然に防げるということです。
イヤーマフを選ぶポイント
- 適正年齢の確認
- 遮音性が高いもの
- 重量が軽いもの
今回紹介したおすすめのイヤーマフの中から、子供が気に入るイヤーマフが見つかると良いですね。
大人の方は見た目が気になってしまうのが大半だと思うので、大人の方は耳栓をおすすめします。
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