現在、ベースの中古品販売の方法として店頭販売、通信販売のメルカリ、ヤフーオークションなど様々な販売元があります。
その中でも中古品を通信販売をするのは、店舗販売よりも多いように感じます。
しかし、あくまでも中古品。
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特に初心者の方には、楽器の知識があまりないことから状態が良くない物を手に取ってしまうケースも少なくはないです。
では、どういう点を注意して状態を確認するのか紹介します。
音が鳴ることを問い合わせしよう
使用する目的なので、これは当たり前ですね。
音が出なければ修理が必要ですし、リペアショップで修理となると工賃も無駄にかかってしまいます。
なので、特に通信販売の中古品に音が鳴る事が記載されていない場合は、必ず音が出るか問い合わせしましょう。
トラスロッドの余裕を問い合わせしよう
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音の次に大事なのは、トラスロッドの余裕がどれほどあるかを確認する事です。
トラスロッドとは、ネック部分に内蔵されている鉄心です。
どういう効果があるかというと、弦の張力や気温、湿度によって生まれるネックに対する変化に耐えるべく鉄心のバネを利用して補強する効果があります。
※トラスロッドの詳細は以下の記事からご確認ください。
トラスロッドがもし限界まで回し切ってしまうと、ネックの調整が利かないため正常な調整を取る事ができなくなり、音のピッチが悪くなったり鳴らした音に「ビビり」が出たりする影響があります。
なので、トラスロッドについて記載がない場合は、問い合わせしましょう。
また、不明という回答の場合は、購入しない方が無難と言えます。
フレットの減りを問い合わせしよう
フレットは消耗品で、弦と擦れる事で起こる局部の摩耗や経年劣化で腐食したりする事で起こります。
また、どういったポジションのフレットが摩耗しやすいかというと、特定のポジションで演奏していると摩耗しやすいです。
そして、フレットのヘリによる影響としては、鳴らした音に「ビビリ」が出たり、その部分だけ音のピッチが悪くなります。
しっかり調整をしているのにオクターブ奏法の時になんかピッチが悪い、自分だけ音程が合っていない気がする原因は、フレットの減りによって起こっている場合が多いです。
しかし、このフレットの減りは弦楽器にとって切り離せない現象。
改善方法は、フレットのすり合わせの他に交換がありますが、工賃の値段は高い場合が多いです。
またフレットの交換の目安としては、形状がはっきりとした頂点があること、高さが0.8ミリ以上であることなどが挙げられます。
フレットの減りについては、通信販売の時は確認ができない分、販売主が頼りなので新古品でない限りフレットがある程度減っていると判断している方が良いでしょう。
その上で、フレットの減りについて問い合わせをしましょう。
付属品または、ケース有無を問い合わせよう
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ヴィンテージモデルなどは特に、ピックアップフェンス(ピックアップ部分と弦を覆い被せる部品)やフィンガーレスト(弦を弾く側の手を固定するプラスチックや木製の部品)、ケースが付属している事が多いです。
ただ、持ち主が紛失などしている場合も多く、全て揃っていない事がありますので付属品などの問い合わせをしましょう。
まとめ
中古品を購入時に注意する4項目
- 音が鳴ることを問い合わせしよう
- トラスロッドの余裕を問い合わせしよう
- フレットの減りを問い合わせしよう
- 付属品または、ケース有無を問い合わせしよう
中古品を購入するメリットは、グレードの高いベースを定価より安価で購入もできたりするメリットがありますが、その反面デメリットになる部分もあります。
よく確認をした上で、購入の判断をしてくださいね。
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