人のプレイを見ているとその人がベース歴が浅いとか独学で学んでいるなどわかる場合があります。
その中で弦の押さえ方。
弦を押さえることを押弦(おうげん)と言います。
基礎の教則本でも押弦について「このように押さえてください」など記載されている傾向があります。
正しい弦の押弦のやり方を覚えると、今後の上達するきっかけになりベースプレイに良い影響を与えるので是非実行してみてください。
それでは押弦の種類などを交えて押弦の紹介します。
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フレットに対して押弦
フレットというのは、弦の音を出す音の高さを変えるネックに取り付けれている金属の突起物です。
そして押弦する位置は、そのブリッヂ側のフレットに近い位置となります。
指板の真ん中辺りで押弦してしまうと、ビビッてしまったりミュートしてしまったりして上手く押さえらない事があります。
また、親指で一番太い弦(4弦ベースなら、4限目:5弦ベースなら5弦目)をミュートする事ができます。
押弦する指の位置
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指のどの位置で押さえるのかという2種類のフィンガリング(運指:弦の押さえ方)もあり、ベタ指と立て指があります。
※正式な呼び方はありませんので、ベタ指と立て指という表現をしています。
ベタ指
指の腹でベッタリ押さえるため、指は指板と平行になりやすです。
特徴しては、発音にレイテンシー(反応が遅れること)が生じます。
レイドバック(ゆったり弾く)などの演奏に向いています。
立て指
指板に対して立てるように指の腹ではなく、爪の近く辺りで押弦します。
押弦から発音までがベタ指より早いので、早弾き奏法やリズムのタイムに正確な演奏に向いています。
押弦する手のフォーム
まず、押弦のフォームは、2種類あります。
それは、ロックフォームとクラシックフォームです。
ロックフォーム
手がネックを握り込むようにするフォーム。
その他の特徴としては、押弦する指がベタ指になりやすく、押弦している手の指とその他の指との間隔が狭くなったり、ミュートがしやすいなどがあります。
またロックフォームは、ベースの位置が腰辺りから下へ構えるスタイルみよく見受けられます。
クラシックフォーム
出典:これで完璧!エレクトリック・ベースの基礎39P
コントラバスなどのクラシック楽器からの押弦のフォームです。
指が指板に対して立っているような形で、指の間が開き、早弾きなどの細かいフレーズとかにも対応しやすいです。
また、クラシックフォームは腰辺りから上にベースを構えるスタイルをよく見受けられます。
その他:ミュートも兼ね備えた押弦方法
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有名なTower of Powerのベーシスト、Rocco Prestia(ロッコ・プレスティア)氏や、Will Lee(ウィル・リー)氏が多用していて有名な押弦または奏法があります。
それは、人差し指1本だけで押弦して残りの中指、薬指、小指は弦の振動を抑制してミュートして弾く奏法です。
また、この押弦の仕方はパームミュートの1種とも言われています。
この奏法の動画があるので紹介します。
まとめ
押弦は様々ありましたが、決してこの押弦の仕方でないとダメというのはないです。
初心者の場合、ロックフォームが容易にできるでしょう。
個人的な意見では、上達する面ではクラシックフォームで立て指が良いのではと思います。
ご自身のスタイルに合うフォームが見つかると良いですね!
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