見たことありませんか?
Precision Bass(プレシジョン・ベース)タイプやJazz Bass(ジャズ・ベース)タイプでよく見かける黒い突起物を。
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人によっては取り外す人が多いと思いますが、あれってフィンガーレストって言うんです。
装備されているんだから何かしらの意味があり、また昔から存在しています。
そして、人によってはフィンガーレストを自作装備して好みに合わせる方もしているフィンガーレスト。
今回はフィンガーレストについて紹介します。
フィンガーレストとは
出典:https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp
フィンガーレストとは、ピッキング(弾弦)をする際に手を固定する指置き。
別名サムレストとも呼ばれ、語源としては「Thumb(親指)」「Rest(休み)」ということですね。
フィンガーレストの誕生は、エレクトリックベースが世に出る頃に遡ります。
1951年に発売されたOriginal Precision Bass(オリジナル・プレシジョン・ベース)当初から装備されていたとされていて、当時は木製で作られていましたが1958年あたりからプラスチック製のものを装備されています。
位置としては1弦側に装備されいましたが、1976年頃に4弦側へ位置の変更となりました。
そして、音楽の進化と共に演奏の多様により装備されていないモデルが多くななっていったのです。
特にチョッパー、スラップとも言いますが、この奏法では1弦側のフィンガーレストは邪魔になってしまいますよね。
フィンガーレストの使い方
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サムピッキング奏法型
1弦側でピックアップからネック側に位置するフィンガーレストを使用場合、親指でピッキングするために人差し指から中指または薬指、小指までを置いて固定することで演奏の弾きやすさを得ることができます。
当時の音楽については、R&BやPOPミュージックで聞くことができる「ボン、ボン、ボン」と丸くてこもった音がしませんか?
ピックアップよりネック側で弾いていたので、ああいう音がするのもこのフィンガーレストによる演奏で生まれた要素の1つでもあったんですね。
フィンガーピッキング奏法型
出典:http://gctakaoka.kaishindo-music.co.jp
フィンガーピッキングといってもいくつかありますね。
4弦側でフロントピックアップよりネック側にフィンガーレストがある場合、1本指弾き、2本、3本、4本といった奏法で親指を置いて固定します。
位置的にはフロントピックアップのネック側にありますので、こちらもサウンドでは丸いサウンドが得られます。
自作も可能な様々なフィンガーレスト
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フィンガーレストを『取り付ける派』もいれば、フィンガーレストを『取り付けない派』もいますよね。
取り付けない派は、やはり奏法上邪魔になるのが理由としてあげれます。
では取り付ける派は、なぜ好んで使用するのでしょうか?
それは、安定した演奏をするためということにはなるのですが、もう一つの理由が含まれます。
ベースなどの弦楽器ってネック側からブリッジ側ってサウンドのニュアンスが違いますよね?
そこで、自分好みもしくは演奏する楽曲に合うサウンドが見つかると思います。
その好みのサウンドがする位置で安定した演奏をするために、取り付けているのです。
出典:https://iwiz-chie.c.yimg.jp
そして、取り付ける派の人で多いのがフィンガーレストを自作。
ピックアップの前後、間に自作で取り付けたりするのですが、木製やプラスチック製などが市販で販売されていたりします。
木製だとピックアップの形状やフィンガーレストの長さなどの加工がしやすいですね。
その他に、戸棚などの扉の保護兼消音剤として用いられる貼るタイプのシリコン製のものも代用ができます。
まとめ
これまでフィンガーレストを使用しなかった人でも、フィンガーレストを取り付けるようになることもあるでしょう。
それは自分の演奏スタイルなどが確立されきた時やベース個体、楽曲に応じて必要となった場合ということになりますね。
まだ試してない人は、戸棚に貼るシリコン製のものを代用して試してみると良いと思います。
弾きやすさが増すこともあるでしょう。
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