チューナー界隈で有名なチューナーメーカー「Peterson(ピーターソン)」。
ベースプレーヤーは、知らない人も多いはず。
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チューナーといえばすぐ思い浮かぶのは、BOSSであったり、KORGなどと思いますが、Peterson(ピーターソン)も高い技術をもったチューナーをリリースしています。そして、ある楽器を世界初発明したのも「Peterson」。
なんだと思いますか??
今回は歴史あるメーカー「Peterson」に注目です。
メーカー及びブランドの由来
引用元:https://encrypted-tbn0.gstatic.com
正式なメーカー名は「Peterson Electro-Musical Products, Inc」。
1948年に創設者のリチャード・H・ピーターソン氏(1925年2月26日生まれ、2009年1月29日死去)により、アメリカのシカゴで設立。
リチャード・H・ピーターソン
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彼が10歳の頃、パイプオルガンやラジオ、真空管回路に関心を持ち始めました。
そして、成人になり第二次世界大戦が終わろうとする頃、所属していたアメリカ陸軍の無線オペレーターを務めニューヨークに駐在していました。
そのときに出会ったパイプオルガンの音や、真空管を中心とした電子回路への情熱がより強くなり、その熱はヘイグレンオルガンカンパニーというオルガンの会社の設立パートナーとまでにいたりました。
そして、その情熱が1948年に「Peterson Electro-Musical Products, Inc」を設立。
Petersonが世界初発明した〇〇
自身の会社を設立した後、まだチューナーの開発というわけではなく、複数のオシレーターを用いてパイプオルガンの音によく似た電子パイプオルガンを開発していました。
構造的にはハモンドオルガンとは異なるのですが、複数のオシレーターを使用して今で言う電子オルガンを世界で初めて作成したのはリチャード・H・ピーターソン氏です。
それは1957年に自身の発明を基にガルブランセン・ピアノ・カンパニーとの共同製造により、世界初のトランジスタピアノ(電子オルガン)を完成させました。
楽器メーカーYAMAHAのブランドでいうと、これは「エレクトーン」です。
チューナーの開発
引用元:https://upload.wikimedia.org
ピーターソン氏がオルガンへ没頭するヘイグレンオルガンカンパニーの設立パートナーとなる年の頃、1948年にPeterson Electro-Musical Products, Incを設立した訳ですが、その会社名が付けられた最初のデバイスは、ピーターソン氏がオルガン開発で使われるチューニング用に構築した実験用チューナーが昨今の基のモデルになっています。
初めはアナログ式のストロボチューニング 機器でしたが、電子チューニング機器を開発し今では現在に至るまで1つの看板商品として世界に愛され続けています。
製品について
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現在電子オルガンは、製造していないようですがパイプオルガンに関する制御システムは開発しており、アメリカ本土では根強い信頼を得ています。
日本ではチューナー機器がメインで、これまで使用したアーティストのジミ・ヘンドリックス、ニール・ヤング、フランク・ザッパ、ピンク・フロイドなどの間で人気になり、精密性もあることから今でも愛されています。
代表する製品
ピーターソンのチューナー製品で有名なのがストロボ式チューナー。
本製品のストロボ・チューナーとは、デジタル式でリアルタイムに滑らかに回転するストロボによって、見やすくすぐさまチューニングをすることができます。
Peterson StroboStomp HD
プリセットはギター系を中心に130種類以上も装備しています。音名から弦番号に表示を切り替えらえるプリセットもあり、初心者でも簡単にチューニングできます。
高精細なディスプレイは、0.1セント単位のチューニングを瞬時に行え、バックライトの色の変更も可能。
出力はトゥルー・バイパスとバッファーを切り替えられ、セットアップは好みに応じて使い分けることができます。
また、micro USB端子でパソコンと繋げばファームウェアの更新やオリジナルのプリセットの作成、プリセットリスト編集、画面設定などが行えます。
StroboClip HD
StroboClip HDは、クリップチューナーの中でも精度が良く1/10セント(半音の1/1000)の精度を誇るクリップ式のストロボ・チューナー。
視界的に画面も明るく、とても見やすいディスプレイを搭載しており、また様々な楽器に対応できるようにプリセットや音律が50種類入っています。
プリセットの選択やその他の設定は、3つのボタンで簡単に行え、ドロップ・チューニングやカポを付けたギター用の設定も可能です。
StroboPlus HD
印象的な半円形のディスプレイがとても見やすくなっているバーチャル・ストロボ・チューナーです。
チューナー本体から音を出すオーディオ・チューナー・モードも搭載しており、自身の音感を通じて調律を合わせることができます。
0.1セント(半音の1/1000)のチューニング精度で、リアルタイムな瞬時な反応の速さです。
コンサートAのピッチを、0.1Hz単位で390Hz〜490Hzの範囲で設定が可能。
カポ使用やドロップチューニングでも、-6〜+5の範囲で半音ずつピッチを調整できるトランス機能もあります。
ギターやベース以外にも、89種類ものSweetnerと呼ばれるプリセットを搭載。
パソコン経由でアップグレードをすれば、メトロノーム機能を追加することができ、このメトロノーム機能では音に加え、テンポに合わせて振動するバイブ・クリップ(別売)も使用することが可能になります。
まとめ
チューナーとして名高いピーターソンでしたが、世界初の電子オルガン開発をされていたり、チューナーがその開発のために開発されていたなんて意外でした。
現在、共同で開発に取り組んでいたガルブランセン・ピアノ・カンパニーは現在ありません。
しかし、Peterson Electro-Musical Products, Incは良い技術を持ち多くの信頼があるからこそ、今でも人気があるのでしょう。
なんだか欲しくなってきました!
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