ベースに使うDIのおすすめはどれ?ープリアンプタイプ編ー

普段のライブワークで、プリアンプタイプのDIをプリアンプとして所有されている方は多いと思いますが、DIとしても性能を発揮します。

そして、インディーズやアマチュア界隈でのレコーディングでは、プリアンプタイプのDIを通してレコーディングする事は珍しくありません。

Sponsored Links



これまでDIシリーズについて紹介していますが、ここではDIの役割を果たしつつベースのサウンド補正も行えるプリアンプタイプについて、おすすすめするDIを紹介します。

関連記事:

ベースにDIは必要?役割とメリットの違いがある3つのタイプ

ベースに使うDIのおすすめはどれ?ーパッシブタイプ編ー

ベースに使うDIのおすすめはどれ?ーアクティブタイプ編ー

DIとは?

DIの単語は、ダイレクト・インジェクション・ボックス(Direct Injection box)の略語になります。

DIの役割・効果としては、音の信号をアンプやミキサーへ分けられる事ができることもできますが、大まかに分けて2つ有ります。

  1. インピーダンス変換とマッチング
  2. アンバランス信号からバランス信号への変換

要はベースからミキサーへと信号を送る際に、ノイズ高域音の減衰などを抑えた最適な状態で送るようにする役割または効果があります。

そしてDIの種類は、パッシブタイプとアクティブタイプ(電源が必要)の2種類とDI機能だけではなく、音作りもできるプリアンプ機能を持ち合わせた今回紹介するプリアンプタイプがあります。

DIについての詳細は以下の記事にて解説しています。

関連記事:

ベースにDIは必要?役割とメリットがある3つのタイプ

プリアンプタイプのDI(DI機能付きプリアンプ)

引用元:https://www.soundhouse.co.jp

DIの役割を担うと同時に、ベースのサウンドを作り上げたり補正してくれる使い勝手が良いです。

9V電池やアダプター、ミキサーからのファンタムなどの電源が必要でアクティブ回路に備えられたFETなどのトランジスタにより、十分な効果と安定性を得られます。

  • メリット
    ・DI単体のもののように、DIの役割をしつつ、サウンドメイキングが行える。
    ・信号レベルの減衰が限りなく少なく、十分にローインピーダンスへの変換が可能。
    ・DIを使わずにエフェクターの1つとして、使用も可能。
  • デメリット
    ・アクティブ回路を駆動するための電源が必要。
    ・使用する回路方式や回路素子の選定やプリアンプ機能のサウンド補正によって音質が決定するため、回路設計やセッティングの際に配慮が必要。
    ・DI機能を使用する場合、接続する使用エフェクターが制限される。

オススメするプリアンプタイプのDI

Sponsored Links



プリアンプタイプのDIは、特にプリアンプに備わる設定によってメーカー、種類が様々でそれぞれの特性や個性を持ったものが多いです。

では、人気もあるおすすめのプリアンプタイプのDIを紹介します。

TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ/Bass Driver DI V2

引用元:https://www.soundhouse.co.jp

初心者からプロまで幅広い層で支持されているBASS DRIVER DI

プリアンプタイプのDIではド定番ともいえます。

ライブやレコーディングで共に武器になり、図太いサウンドでアンサンブルを底から支えます。

音色を表現すると「ドンシャリ系」。

レコーディングスタジオでもライン録りに用いられるのをよく目にします。

また、XLR端子を通じたファンタム・パワー(48V)により駆動することでさらに圧倒的にダイナミック・レンジが得られます。

初めて使うプリアンプタイプのDIを購入するなら無難な一基と言えるでしょう。

その他にSansAmp BASSシリーズでもう一つプロダクトされているものがあります。

それは、VT BASS DI

特徴としては、ノブのCHARACTERの設定により70年代のAmpegSVT”アンプのようなクリーンで図太いサウンドが得られます。

近頃では、BASS DRIVER DIを、凌ぐほど高評価を受けています。

MXR [M80 Bass D.I.+ M81 Bass Preamp]

SansAmpと引きを取らない名機があります。

それは、MXR [M80 Bass D.I.+M81 Bass Preamp]。

2ch仕様になっていて、ベース本来の音色の個性を引き出すのが特徴的です。

こちらもレコーディングスタジオでよく見かけるプリアンプタイプのDIで、繊細な音作りを求めているプレーヤーに向いているでしょう。

EBS [Micro Bass II]

ベースのコンプレッサーで世界的に有名なEBSのプリアンプタイプのDI

こちらは2つのインプットジャックが備わっており、各割り当てられたチャンネルはそれぞれ切り替えながら使う事もミックスする事も可能な仕様となっています。

クリーンの音は、中域が持ち上がりEBSならではの厚みはありつつハリのある安定しています。

また、Aチャンネルはライトの音質で、Bチャンネルはミドルが強調された音質でミックスして使用するのがベーシックと言えます。

そして、キャノン出力のみに設定できるスピーカー・シミュレーターが備わっているため、ダイレクト・レコーディングにも相応に対応できるため、宅録向けにも適しています。

DARKGLASS ( ダークグラス ) / Microtubes B7K Ultra

ベース・エフェクト・メーカーDarkGlass Electronicsは、フィンランドはヘルシンキに拠点を置き、アメリカにも工房があります。

そのDarkGlass Electronicsから人気が高い「Micro Tubes B7K」を進化させた「Microtubes B7K Ultra」。

歪みチャンネルがON/OFF切替可能で、HI MID / LOW MID の各 MID コントロールに搭載した合計6種類の異なる周波数帯を選択出来ます。

3wayの スイッチで、トーンを理想的に作り上げることが可能。

クリーンなサウンドから、迫力あるハイゲイン・ディストーションまで作り上げる事が出来ます。

まとめ

今回はプリアンプタイプのDIを紹介しましたが、このタイプになるとプリアンプ機能を重視した選定になるかと思います。

ご自身のベーススタイルによって、プリアンプタイプのDIを使い分けたりすると大きく理想的なサウンドに近づけられるでしょう。

是非、購入検討の場合は試奏の際にDI接続での試奏をおすすめします。

関連記事:

ベースにDIは必要?役割とメリットの違いがある3つのタイプ

ベースに使うDIのおすすめはどれ?ーパッシブタイプ編ー

ベースに使うDIのおすすめはどれ?ーアクティブタイプ編ー

Sponsored Links



↓他のベースブログについてはこちら↓


コメントを残す




CAPTCHA