ベースで使用するピックのおすすめはどれ?素材と型と厚み

ベース奏法として「ピック弾き」がありますが、楽曲に対してどのようなピックが良いか、合うか気にされたことはありますか?

ピックの素材や形状、暑さによってベースの音の印象が大分変わります!

そのため、演奏する一つの武器としピックも慎重に選ぶ事が必要になります。

今回はピックの選び方として注目してみたいと思います。

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ピックの素材 

ピックの素材は、セルロイド、ポリアセタール、塩ビ、ポリカーボネイト、メタカーボネイト、ナイロン、プラビジョン、ウルテム、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、デルリンなど様々なものがあり、素材によって特徴もかわります。

では、ベースに合う素材をピックアップして、特徴を紹介します。

 

セルロイドの特徴

ピックの中ではド定番と言っても良い最も人気のある素材です。

ピックを選ぶ際の基準となりうる素材。

程よいしなりがあり、音の強弱がつけやすく、弾いた音の印象はフラットでバランスの取れた音です。

多様なジャンルに対応可能です。

 

ウルテム素材

人間の爪に最も近いとされていてしなりもある素材だが、他の素材より高価。

ピックにこだわる方に人気があります。

弾いた音の印象は、バランスが取れ、音の立ち上がりも良く、歪でも音抜けが良いです。

また、セルロイド素材の様に音の強弱もつけやすいです。

 

ポリアセタール素材

ピックの素材として、摩擦に強くセルロイドと同じくしてよく使われる素材です。

弾いた音の印象は、中音域が良く出ます。

セルロイドより硬い音で、ピックと弦に当たるアタック感が強いため、ベースラインがはっきりする音になります。

多様なジャンルに対応可能です。

 

ナイロン

柔軟性があり摩擦に強く、多少滑りが良い素材。

弾いた音の印象は、ピックと弦に当たるアタック感は弱い丸みのある音ですがローミッドの音が出る印象です。

アコースティックギター奏者が良く使っています。

 

オススメする素材

  • セルロイド
  • ポリアセタール

多様なジャンルに対応でき、安価で数も多い上記2種類がオススメの素材になります。

 

ピックの型

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ピックの代表的な型には大きく分けて4種類あります。

その他に円型、ホームベース型などがあります。

 

トライアングル型

辺に丸みを帯びた正三角形のピックです。

またその他に、辺に丸みを帯ない正三角形のピックもあります。

辺に丸みを帯びた正三角形のピックは、ベーシストで使用されている中でも一番多く見られる型です。

通称おにぎり型とも呼ばれ、より鋭角にする事で細かいフレーズの操作性向上や力強いサウンドが得られます。

トライアングル型は、コード・ストロークやカッティングに向いています。

コード・ストロークとは、奏法の一つでコードを抑えて弾き下ろしたり弾き上げたりする事でコード・サウンドを奏でる奏法。低音弦から高音源に向かって弾き下ろす事をダウン・ストローク、高音源から低音弦に向かって弾き上げる事をアップ・ストロークと言います。

カッティングとは、コード・ストロークを行う時に音を短く切ったり、コードをミュートさせた状態でストロークする奏法。

 

ティアドロップ型

二等辺三角形に丸みを加えた涙の雫の形から呼ばれるティアドロップ。

もっとも人気のある形で、先端がシャープであるため、弦に引っかかりが少なくスムーズなピッキング、また細かい操作性が得られます。

ティアドロップ型は、ギタリストによく好まれる型です。

 

ジャズ型

ティアドロップよりも更に先端がシャープで小柄な型により、より操作性が向上また細かくスムーズな演奏が得られます。

Jazzギタリストやハードロックなどのジャンルなどで愛用されています。

 

サムピック型

親指にはめるタイプのピック。

ベースではあまり使用される事がありませんが、アコースティックギターやエレキギターをフィンガリング奏法する際などに用いられます。

フィンガリングによりメリハリのある演奏が得られます。

 

オススメするピックの型

ベースで使用するオススメのピックは、弾く時の強弱がつけやすい辺に丸みを帯びたトライアングル型です。

また、素材や弾き方の力加減により磨耗しても他の角で弾ける経済的な面でも辺に丸みを帯びたトライアングル型がおすすめです。

 

ピックの厚み

ピックの厚みには大きく分けて4種類あります。

  1. Thin または Soft (約0.5mm)
  2. Medium(約0.7mm)
  3. Heavy または Hard(約1mm)
  4. Extra Heavy または Extra hard (約1.15mm~)

ピックの厚みによっても弦に当たるアタック感や出る音の帯域が変わってきます。

ただ、ベースの弦は太いため薄いピックだとすぐ割れたり磨耗しますので、ある程度厚みがあるピックが好ましいです。

ここでオススメするのは、3.Heavy または Hard(約1mm)以上のものがベースに合うピックです。

 

まとめ

これまでの内容から要約し、オススメするピックの仕様を挙げると以下になります。

  • 素材は、セルロイドまたは、ポリアセタール
  • 型は、辺に丸みを帯びたトライアングル型
  • 厚みは、Heavy または Hard(約1mm)以上のもの

いかがでしたでしょうか?

店頭に行くと色々な素材、デザイン、型などたくさんのピックが存在していますが、上記の内容を踏まえると選びやすくなるかと思います。

また、お好みもあるかと思いますのでご自身にあったピックを選んでくださいね。

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